そもそも「カットソー」って?
日ごろ何気なく使っている「カットソー」というファッション用語ですが、そもそもどのようなアイテムのことを指しているのでしょうか。カットソーとは、英単語の「cut(切断)」と「sewn(縫い合わせる)」を組み合わせた、日本だけで通じる造語です。つまり生地を切り、縫い合わせるというプロセスで作られたトップスのことを「カットソー」と呼びます。しかし、同じプロセスを経ているはずの「ブラウス」や「Yシャツ」はカットソーと呼びません。カットソーは、一本の糸で作られた「編物」と言われる生地を使ったトップスだけを指すからです。そのため、縦横に糸を交差させて作る「織物」生地を使用するブラウスやYシャツは、カットソーとは別のカテゴリーになるのです。
カットソーを着るメリット
カットソーをトップスに選ぶメリットの一つは、快適に着ることができるという点にあります。カットソーに使われる生地の「編物」は肌触りが良く、伸縮性もあるため、一日中着ていてもあまりストレスを感じません。通気性にも優れているので、スーツジャケットのインナーとしてもピッタリだと言えるでしょう。夏場には特に最適かもしれませんね。
また、デザインが豊富だということもカットソーのメリット。例えばブラウスやYシャツであれば、ある程度フォルムは限られています。しかしカットソーとして分類されるトップスには、Tシャツやタンクトップ、ポロシャツやスウェットパーカーなど、様々な形のものが存在します。カジュアルに着られるのはもちろんのこと、ディテールや素材にこだわれば、フォーマルな場面で着用することも可能でしょう。